ゴリラとかヤグとか言語とか

ヒゲ脱毛2回目

昨年末からヒゲ脱毛のために、ゴリラクリニックという名前の脱毛クリニックに通っている。全18回の2回目。これがあと16回もあるなんて気が遠くなる。

前回はヒゲを焼くレーザーを照射する機械が「メディオスター」という名前だったのだが、今回は「ヤグ」という名前の機械だった。「メディオスター」よりも「ヤグ」のほうが数段痛く、音も激しい。事前にゴムで軽く弾かれるような痛みとの説明を受けていたが、実感としてはスタンガンであった。スタンガンの電流を浴びたことはないが…。それでも、「メディオスター」の肌をカッターで切り裂かれるような痛みよりは施術の時間が短く、効果も高いようなので、どちらかといえば消去法で「ヤグ」を選んでいきたい。

照射のたびに痛がって身体を震わせていると、施術してくれているスタッフのお兄さんが「ごめんなさい、ごめんなさい…」と小さな声で謝りながら操作していたので、それでちょっと和んだ。次回は6週間後。

苗字あるやつあるある

薦められて聴いた、ポッドキャスト「中トロラジオ」の”苗字ないやつあるある”発表しますの回。内モンゴル出身で名前に苗字がないトロニーさんによる、入力フォームのバリデーションの回避策や、初対面の人との会話の鉄板ネタといった「苗字ないやつあるある」の披露のあと、相方の中西さんに逆に「苗字あるやつあるある」を尋ねるという流れが、鳥肌が立つほどおもしろかった。

ある軸で分類すれば、誰もがマジョリティの一員だし、誰もがマイノリティになりえるということ。そのうえで、社会はマジョリティに最適化してつくられていることを、苗字を通して改めて意識させられる。それは、別の苗字にすると家族の絆や一体感が弱まるとかいう選択的夫婦別姓を反対する理由の、どうでもよさの風刺でもある。

本を薦めた

おなじチームのエンジニアから、これからUI設計やビジュアルデザインの勉強をしたいのだけど、なにをすればよいかという相談を受けた。すごくいいな〜と思って、とりあえずいっしょに1時間くらいFigmaでペアデザインをやってみたり、本棚を眺めつつ、以下の本を薦めた。

うーん。思い出せないだけで、もっとあるよな〜と思うし、あれも、これも… と薦めたくなってくる。相手のこれまでのバックグラウンドも加味したいけど、多すぎても困るだろうし。そんなことを考えながら、本を薦めるのは楽しい。本は、知識を得る手段でもあれば、前提となる共通の認識として使える言語でもあるんだなと思った。持ち運べて、誰かに手渡しできる言語。