忙しくなると、まず日記が書けなくなる。そういう言い訳。べつに家に帰ってからYouTubeとか観るし、時間がないわけではない。ただ、文章は時間があれば書けるものでもない。だから、日記は心の余裕のバロメーターとしての側面がある。日記が書けなくなったら、どちらかといえばヤバめ側にいるんだなと自覚できる。つまり、こうして日記を書いているということは、ちょっとは脱出したといえるだろうか。できると、できないを、行ったり来たりしながら、暮らしていく日記。
タイプロが終わった
ここ最近の話題といえば、タイプロことtimeleszプロジェクトに尽きる。まさか僕がSTARTO ENTERTAINMENTのファンクラブに入るとも思っていなかった。というか、アイドルという存在について、いかに偏見を持ち、誤解していたのかに気づかされた。彼らと同じ時代を生きて、同じ時間をリアルタイムに最初から最後まで体験できたことに感謝したい。この動画は、最終審査で披露された、すばらしい楽曲とダンスによるパフォーマンス。終わってしまうのはさみしいけれど、すべてはここからはじまるのだから、いまは楽しみでしかたない。
HANAのダンス
オーディションといえば、この日記でも前に触れたNo No GirlsことHANAの楽曲「Drop」の、ミュージックビデオとパフォーマンス動画が公開されてから、このダンスを繰り返し観ている。人間が身体を動かせば表現になるという、とても当たり前のことを何度も思い知らされる。
最近みた展示
友達に誘われてアーティゾン美術館でジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—ピュシスについてを見た。ブリヂストンの創業者がコレクションした西洋美術作品と並ぶように、毛利悠子の作品が展示されている。たとえばいくつものポケットサイズのSONY製のラジオがお互いの電波を干渉しあってノイズを出す作品の横に、マルセル・デュシャンの作品があったりする。
展示の内容はさておき、展示室の建築に目が向いてしまう。アーティゾン美術館には初めて行ったのだけど、めちゃくちゃきれいなでっかいビルが、東京駅近くの一等地にバーンと建っていてびびった。ふつうの壁や柱にも細かな装飾が施されていて、それ自体が彫刻のようだった。めちゃくちゃお金がもうかったから、美術作品を集めたり、それを公開する美術館を建てたり… と、余裕に圧倒されるというか、なんかこう、せせこましい日常と正反対の場所に立って目眩がすること、それこそがアートだよなと改めて思った。
あと、恵比寿映像祭も行った。映像の展示って、どうしても途中から観るしかなく、難しすぎる。そんな中、偶然にもタイミングが合って最初から最後まで観れた小田香さんの『母との記録「働く手」』という作品が、すごくよかった。知らない「母」が、その半生を語りながら、今を生きる様子を見つめる小さな映画。
Amazonプライムやめた
医療保険を見直した。その流れで、けっこう適当だったお金の使い方も見直すことになり、節税と将来のためにiDeCoに加入したり、年間の貯金額を計算したりした。で、ふだんからやれよという感じだけど、使ってないサービスのサブスクリプション契約を見直す経緯で、Amazonのプライム会員を解約した。
Amazon、1点から送料無料で明日届くのは便利だけど、1点だけ買うみたいなこともほとんどないし、べつに明日こなくても困るほどではない。3500円以上なら今まで通り送料無料だし、なんならヨドバシカメラでも無料だし。しかも、同居しているパートナーがプライム会員で、日用品の注文をしてくれているし。Prime Videoも、とくに観ないし…。なにより、もうあんまり、買物せんとこうという気分になっている。今年の抱負は、買わない、払わないにしたいくらい(ほんとに?)。
というわけで、まったくAmazonから解脱したわけではないのだが、いざ辞めてみると、なんか妙にすっきりしてる。いままで当然のように思っていたことをやめるのは、けっこう気持ちがいい。